葉酸の過剰摂取によるリスクについて

葉酸の過剰摂取によるリスクについて

葉酸は「水溶性のビタミン」に分類される水に溶けやすいもので、普段の食生活では摂取にいたることは考えにくいとされていますが、仮に過剰摂取したとしてもよけいなものは尿などによって排出されますので、神経質になる心配はありません。

 

ですが、とてもたくさんの葉酸を摂取した場合や治療などによって大量に投与された場合に限っては、体に悪影響を及ぼす可能性も否定する事はできません。

 

 

葉酸過敏症の可能性について

 

葉酸を1日に1,000〜10,000μg(1〜10mg)摂取することによって、葉酸過敏症をひき起こす可能性が高くなります。

 

症状については、発熱や蕁麻疹(じんましん)、かゆみや呼吸障害などが挙げられます。

 

※μg=マイクログラム(単位)

 

 

ビタミンB12欠乏症の診断を困難にしてしまう可能性について

 

葉酸にはビタミンB12と一緒に骨髄によって赤血球を作る造血作用があるのですが、葉酸やビタミンB12が欠乏すれば、まともな赤血球を作ることができなくなって、巨赤芽球(赤血球のなりそこない)が増えてしまうことによる貧血を起越してしまう可能性があります。

 

これこそが「巨赤芽球性貧血」といいます。ビタミンB12の欠乏による原因の場合は、通常の貧血症状以外に下肢のしびれや運動失調などといった神経症状を伴うのですが、葉酸欠乏の時には神経症状は出てこないといった特徴があるのです。

 

ビタミンB12欠乏で起こる巨赤芽球性貧血の治療の際に、葉酸を投与した場合ですと貧血は治まるのですが、ビタミンB12欠乏においての神経症状は解消できません。

 

葉酸の過剰摂取によりビタミンB12欠乏症の診断が遅れることで、神経症状を重症化させる要因でもありますので十分に注意してください。

 

 

子供が小児喘息を発症する可能性について

 

オーストラリアで実施された試験の場合ですと、妊娠後期(30〜34週)に葉酸サプリメントを1日1000μgを摂取されていた場合には、小児が4歳未満の段階で喘息を引き起こすリスクが「1.26倍」と高いことが2009年に報告されているそうです。

 

しかし、それとは別に関連性がないという報告もあって、はっきりとした結論には至っていないのですが、母体に対するリスクはもちろんですが、胎児や新生児への影響を考えても、葉酸の過剰摂取する事は十分に注意することが必要ではないでしょうか。

 

 

葉酸の過剰摂取をしないためには、一体どれくらいの量を摂ると過剰摂取になってしまうのでしょうか?

 

過剰摂取に陥らないために理解しておきたい注意点

 

厚生労働省では、1日の葉酸摂取量の上限を推奨しています。これについては、妊娠期間も同様になります。

 

20代女性ですと、「900μg」 30代女性になりますと「1000μg(1mg)」
※μg=マイクログラムです。

 

ですが、摂取量の上限といっても過剰摂取となる量の目安ですから、1日の推奨摂取量は、「一般成人(男女同じ)で240μg、妊娠中ですと480μg」を目安として葉酸を摂取することが推奨されていることから、普段の食事からの葉酸摂取量にプラスして妊活のための葉酸サプリメントに400μgが配合されたもので不足分を補う事を考えられいますから400μgという量になっているのですね。

 

 

 

サプリメントなどでの過剰摂取を防ぐためには

 

葉酸は熱と水に弱いと言われていますので、調理する過程で「約50%」が失われると言われています。

 

その為、ゆでたホウレン草100g中に「葉酸が110μg」、ゆでたブロッコリー100gで「葉酸が120μg」という様に食材から葉酸を摂取する場合には、かなりの量を毎日食べなければなりませんので、過剰摂取になる心配はないと思われます。

 

各メーカーから数多くの葉酸サプリメントが販売されていますが、例えば葉酸400μgを含むものを決められた量を服用することで、1日に必要な葉酸の不足分をまかなう事ができます。
※普段の食事からの葉酸の摂取量も考えられています。

 

不安だからといって、サプリメントを一度に大量飲んでしまうと、1日の必要な摂取上限を簡単に超えてしまうことが原因で、トラブルを招いてしまうかもしれません。

 

摂取目安量を確認したうえで、用法容量をきちんと守り服用できれば、不足しがちな葉酸をサプリメントで上手に摂取できれば、摂取目安量の把握や、過剰摂取に対しても安心で簡単に活用できますのでおすすめです。

 

 

 

 

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